2023年7月24日 (月)

きょうの祇園祭(神幸祭、還幸祭)

 祇園祭のハイライトが山鉾巡行なのは言うまでもないけれど。神事としてのお祭りは神幸祭、還幸祭がメイン。八坂神社の祭神、素戔嗚命の御一行が御神輿に乗って八坂神社を出て氏子町内を巡視すると言うお祭り。7月17日から7月24日まで四条寺町にある四条御旅所に滞在されて行きがけの御神輿渡御が神幸祭、帰りの御神輿渡御が還幸祭。神幸祭に先立って町内の悪疫を集めて清めるのが前祭の山鉾巡行、還幸祭に先立って清めるのが後祭の山鉾巡行だと言う話。

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 神幸祭は山鉾町から見ると東の方で行われてちと離れてる。神幸祭で四条御旅所にお出ましになった御神輿(神様)がこちら。

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 還幸祭では御神輿の方から山鉾町にやってきてくださる。私は毎年、大政所御旅所でお出迎え。のんびりした山鉾巡行とは打って変わった激しさ。山鉾巡行が京風なら御神輿渡御は江戸っ子のイメージ。

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きょうの祇園祭(前祭~後祭)

 7月いっぱい続く祇園祭のハイライトは山鉾巡行。前祭の巡行が7月17日、後祭の巡行が7月24日。前祭の準備が本格的に始まる7月10日から巡行当日の7月17日と後祭の準備が本格的に始まる7月18日から7月24日が京都の山鉾町界隈が賑やかに、祭り色に染まる期間。

◯前祭

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 山鉾が建ち始めるのが7月10日。先ずは山鉾の櫓を組むところから。木材を藁で縛る縄絡みで組み上げていく。木材は毎年使い回すのだが、藁縄はワンウエイ。消費量が半端ない。(函谷鉾)

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 山鉾建てが始まると山鉾町界隈の街も祇園祭モードにチェンジ。交通規制は勿論の事、市バスの経路も変更されバス停が移動。電柱が養生され、歩道のガードレールが撤去され…と街の様子が一変する。曳き初めや巡行の時には信号機が折り畳まれて向きを変える事も。(四条烏丸)

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 山鉾の櫓が組み上がると鉾のシンボルとも言える真木を建てる。なが~い木の棒。町会所の倉庫から引っ張り出すと大通りを完全に封鎖してしまう。(函谷鉾)

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 真木の建て方は山鉾ごとに様々。ウインチを使って人力でという所が多いみたい。音頭取り(総指揮官)が櫓の上に登って掛け声をかけるのは月鉾流。(月鉾)

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 一旦倒した櫓に横(戻すと上になる)から真木を刺して櫓全体を引き起こす。前後からウインチでバランスを取りながら。(月鉾)

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 四条通の大型の鉾、左から函谷鉾、長刀鉾、月鉾。構造部材の櫓を組み始めてから真木が建つまでで一日半。この後、懸装品(装飾品)を取り付けて山鉾が完成する。(四条新町)

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 完成した山鉾は巡行前に曳き初め(試運転)。巡行の時は予め決まった人だけで曳くのだけれど、曳き初めは一般参加が可能な山鉾もあって人気。ギャラリーと一般の曳き子が集まってきてどの山鉾もカオス。(船鉾と岩戸山)

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 祇園祭の期間中だけ開くと言われる御手洗井もオープン。

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 曳き初めを終えた山鉾は町会所前に停車して前後に駒形提灯を飾り、ちまきや授与品の授与が始まる。宵山ですね。(月鉾)

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 すべての山鉾の準備が整うと夜には大通りがホコ天になり祭りも佳境を迎える。四条油小路から眺めると山鉾のボイジャービュー。

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 そして7月17日には前祭の山鉾巡行。(長刀鉾(戻り鉾))

◯後祭

 前祭の山鉾巡行が終わり、山鉾の片付けが進むのと並行して後祭の山鉾建てが始まり、曳き初めをして宵山を迎える。後祭の山鉾は大通りにない事もあって交通規制はあるものの宵山のホコ天や屋台はなくて落ち着いた雰囲気。

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 遠近法な役行者山。こうした町内を挙げての盛り上げ方は後祭の方が巧み。

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 そして7月24日には後祭の山鉾巡行。(橋弁慶山、南観音山、他)

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 殿は大船鉾。

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 辻回し。大の男が寄って集って皆で横車を押す、の図。(南観音山)

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 巡行し終わった山鉾は速やかに解体される。大型の山鉾は翌日にかけて二日がかりだけど、小型の山はその日のうちに跡形もなく消え去ってしまう。お神輿の渡御に先立って悪疫を集めて町内を清めた山鉾は集まった穢れもろとも川に流…したりはせず倉庫にしまってまた来年。(橋弁慶山)

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2023年7月 5日 (水)

きょうの祇園祭(長刀鉾稚児舞披露)

 7月の17日と24日に巡航する山鉾の中で唯一生稚児が乗る薙刀鉾では鉾上で舞う「太平の舞」の予行演習も兼ねて練習成果を披露する行事があります。

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 長刀鉾の町会所の二階を鉾上に見立てて舞う。落っこちそうになりながら舞うのが太平の舞の見どころ。

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 この日は生憎の雨。7月5日と日付が決まっていて雨の日に当たる事が多い。梅雨時だもんね。

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2023年7月 3日 (月)

きょうの祇園祭(二階囃子とか)

 今年も7月に入って祇園祭始まってます。今年の祇園祭はアフターコロナで通常通り開催だそうで。祇園祭が始まると山鉾町周辺の街が祇園祭モードに入りかわります。

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 山鉾町の町会所でオープニングセレモニー、切符入りを済ませると鉾上で演奏する祇園囃子の練習が始まります。町会所の二階で演奏するので二階囃子。プロの演奏家がやってくるのではなく主に町内の有志が祇園祭の期間中だけ演奏に従事するので仕事が終わって帰宅した後から始まります。こちらは岩戸山。

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 こちらは長刀鉾。

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 四条烏丸界隈の歩道には鳥居。

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 四条通商店街のアーケード飾りは祇園祭モード、BGMも祇園囃子。錦市場や新京極商店街、寺町京極商店街、河原町通商店街も祇園祭の装いに変わります。

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 大丸京都店の玄関には大暖簾。左側のショウウィンドウには…

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 大船鉾の舳先を飾る龍頭。店内にはミニチュアの山鉾や各山鉾で授与されるちまき一覧などが展示されてます。

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2022年7月24日 (日)

きょうの祇園祭(後祭)

 前祭の山鉾巡行が終わると次は後祭。

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 四条御旅所には、前祭の山鉾巡行で清められた氏子町内を神幸祭で御神輿に乗ってやって来た八坂神社のご祭神素戔嗚尊御一行が逗留中。

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 山鉾町では後祭の山鉾巡行に向けて順次山鉾が建ち始める。例年なら真松建てに一般参加も出来た北観音山も今年は関係者のみ。

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 山鉾が建つと曳き初め。196年ぶりに復興した鷹山も曳き初め。大船鉾、南観音山、北観音山でも曳き初めなんだが、例年と違って一般参加はなく関係者のみで曳く事に。

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 歴史的な復興とあって三角コーンにも力が入ってる。

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 鷹山おみくじ三兄弟。

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 鷹山の御神体人形。鷹と犬と鷹匠にちなんでいるそうな。

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 鷹山の新松の枝にはキジ。こちらは狩られる方ね。南観音山のハト、北観音山のオナガドリと並んでこちらも三兄弟。

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 曳き初めが終わると宵山が始まる。山鉾に搭乗するのも楽しみの一つ。搭乗中止が多かった前祭と違って後祭の山鉾はほぼ従来どおり。

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 山の中はまだ白木で初々しい。これから順次懸装品を整えていくそうな。

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 そして夜が訪れると駒形提灯が灯りぐっと風情が増してくる。こちらは南観音山。

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 山鉾町によってはこう言う遊びも、遠近法。これは役行者山。

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 屏風まつりも。洛中洛外図屏風かな?

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 ほぼ従来どおりな今年の祇園祭だけど、曳き初めや搭乗、会所飾り、ちまき類の授与とあれこれ制約が残る運用。

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 そして迎えた山鉾巡行。ほぼ快晴に恵まれて陽炎立つ猛暑。

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 鷹山の勇姿。(明後日の方を向いている信号機にも注目。)

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 殿は大船鉾。何度見ても絵になるねぇ。黄金の龍頭は巡行では初登場。西風になびく吹き流しがまたいい。

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 忘れちゃいけない、巡行を支える裏方さん。健康第一。

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2022年7月17日 (日)

きょうの祇園祭(山鉾巡行)(前祭)

 いよいよ前祭の山鉾巡行。今年は日曜と重なって人出が多そうなので、巡行路には行かず四条室町付近で出発する山鉾を見送り、巡行を終えた戻り鉾を出迎える事に。

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 四条烏丸を出発する殿の船鉾。

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 いつもの喫茶月鉾(仮称)で鉾が戻るのを待つこと2時間あまりで長刀鉾が帰還。おかいりやす~。

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 そして月鉾もご帰還。屋根方の勇姿!帰着後は祇園囃子を演奏した後に三本締めで巡行終了。街中の怨霊を集めて御神輿の露払いをして帰還した山鉾は速やかに解体して来年の巡行に向けて収納されます。

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 朝方はどんより曇って巡行日和と安心してたら鉾が出発していくに連れてぐんぐん晴れて陽射しも出てきた。暑くなりそう。ところが、山鉾が戻って来る頃には雨雲が通過して一雨降ったりで目まぐるしい。第7波で人混みも剣呑だしお天気も怪しかったので月鉾の帰着を見て早々に退散。来年はゆっくり見物できるかな?と思ったら来年は祝日と重なるのね。恐るべしハッピーマンデー。

 そして夜には祇園祭の本儀たる神幸祭で素戔嗚尊御一行が御神輿に乗って四条御旅所に渡御されるのだが、もっと混みそうだし休日は何かと自由が効かないのでパス。

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2022年7月16日 (土)

きょうの祇園祭(宵山)(前祭)

 7月10日から始まった山鉾建て、12日、13日の曳き初め舁き初めが終わると山鉾は定位置に安置されて駒形提灯で飾られ、鉾上でのお囃子の演奏やちまきなどの授与が始まる。
 山鉾だけじゃなく、山鉾町界隈の街も祇園祭モードに移行していく。

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 普段は土産物屋の集まりなO tabi Kyotoこと八坂神社四条御旅所は祇園祭の神幸祭で御神輿に乗って神様がやって来る場所。なので、土産物屋を撤去して御神輿の受け入れ体制を整える。17日の神幸祭までは仮の八坂神社のちまきの授与所に。
 四条御旅所だけじゃなく、大政所御旅所も門を開けて還幸祭の準備。今年は御神輿が八坂神社と四条御旅所の間を最短コースで直行直帰しちゃうので大政所御旅所はちょっと寂しい。

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 御手洗井もこの期間だけ門を開く。

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 誰でも自由に水を汲んでいけます。

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 17日の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾でお稚児さんが切る注連縄の支柱となる斎竹(いみだけ)も建立されて巡行を待つ。

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 長~い竹。どうやって建てるのか、早朝に建てるそうなので立ち会ったことはありません。

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 八坂神社の結界を示す注連縄なので盛り塩。

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 山鉾ではちまきの授与。

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 祇園囃子の鉾上演奏も。

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 四条通のホコ天が復活して山鉾のボイジャービュー。

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2022年7月15日 (金)

きょうの祇園祭(長刀鉾稚児注連縄切りリハーサル)

 7月17日の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾は四条麩屋町に張られた結界の印、注連縄を刀で切断する。注連縄切りと呼ばれる巡行のハイライトの一つ。その役を担うお稚児さんは注連縄切りに伴う所作と真剣の扱いを何度も練習する(らしい)。その成果の披露も兼ねて鉾の上で練習用の注連縄を切って見せる。…のが注連縄切りリハーサル。
 場所取りが難しくてなかなか生では見られないシーンのリハーサルだからもっと人気が出ても良さそうなものなんだが、稚児舞披露ほどには知られていないようだ。

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 町会所で一連の儀式を終えたあと、鉾の上にお稚児さんや禿他の関係者が登場。皆、装束はおそろいの浴衣のまま。

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 準備が整うと白刃一閃。

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 見事一刀両断。居合わせたギャラリーからは拍手が沸く。

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 親御さんと取材陣が鉾の下で見守ってる。お稚児さんは神の使いなので地面に足をつけてはいけないし女性とは口を利いてはいけないのだそうで母親と言えども例外ではない。…らしい。抑、長刀鉾の上は女人禁制なのでお母さんは鉾の下で見守ってるんですね。

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 動きが見えるかな?切った瞬間タン!という小気味の良い音がするの。

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2022年7月12日 (火)

きょうの祇園祭(曳き初め)(前祭)

 組み立て終わった山鉾を順次動かしてみて機能チェックするのが曳き初め。昨日真木を建てた5基の山鉾が先発組としてきょう曳き初めをする。例年なら飛び入りでギャラリーにも曳かせてくれる山鉾もあるのだが、コロナ対策で今年は関係者のみで曳く。と言っても山鉾にゆかりのある子どもたちや学生さんが曳いてたりするのでやや謎気味。
 四条室町の四方に建つ函谷鉾、月鉾、鶏鉾、菊水鉾が順に曳き初めをし、烏丸通を挟んで四条通の反対側に建つ長刀鉾が最後に動く。

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 外の4基の山鉾が町内の端から端まで一町ほどの距離しか動かないのに対して長刀鉾は四条烏丸付近から四条富小路付近まで400㍍近く移動する。

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 その間、鉾に乗ったお稚児さんが太平の舞を舞う。町会所で披露した時と違って動く山鉾は揺れる。単に動くから揺れるだけじゃなく、時々「かぶらてこ」と呼ばれる先細の木の棒を車輪に轢かせて進路を修正するのでそのたびにガッコンと身震いするような揺れからもするのでスリリング。

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 長刀鉾では「関係者」が近所の(?)小学生。

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 長刀鉾の真木の先端の長刀。八坂神社の方を向かないように取り付けてある。

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 山鉾の通り道にある信号機はじゃまにならないように収納してある。曳き初めの前に折りたたみ、終わったら元に戻す。以前は街路灯も収納していたんだけど四条通の車線が減ってからは山鉾と干渉することがなくなったのでいじらなくなりましたとさ。

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2022年7月11日 (月)

きょうの祇園祭(真木建て)(前祭)

 昨日に引き続いて山鉾建ての作業は続く。先行して建て始めた大型の鉾では大黒柱的な真木を建てる。

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 函谷鉾の真木は町会所で組み立ててから搬出する。広い四条通からはみ出さんばかりの長さ。以前は四条通を完全に封鎖してから搬出していたのだが今年は車の通行を完全には止めず車の流れの合間を縫って搬出・方向転換。バス停の前なのでかなりアクロバティック。

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 櫓に刺した真木をウインチえっちらおっちら引き起こすのが真木建て。月鉾では櫓の上に乗った音頭取りの掛け声に合わせて引き起こす。山鉾建てのハイライト。

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 「よ~よ~ぅ~、え~んや~ら~や~ぁ!

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 無事建て終わるとギャラリーからは拍手喝采。今年も去年と同じく御神酒の振る舞いはなしでした。

 月鉾以外に函谷鉾、菊水鉾、鶏鉾、長刀鉾で真木建てが終わり明日の曳き初めに向けて懸装品の装着が進みます。

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