2025年7月24日 (木)

きょうの祇園祭(後祭)

 前祭の次は後祭。

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 前祭の山鉾巡行が終わればその翌日から後祭の準備が始まる。これに遅れると本当に「後の祭り」だし。(ほんと)

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 北観音山と南観音山は元々一つの山だったとか隔年交代交代で山を出していたとか言われる兄弟山。山に建てる真松も共同で二本の松の木を伐採してきてくじ引きでどっちの松をどっちの山が使うか決める。これを「松取り式」と言う。二本の藁を綯った縄の片方に結び目を作って結び目のある藁を引いたほうが勝ち。どっちが先にくじを引くかはじゃんけんで決める。くじに勝った方がどっちの松を使うか選べる。という仕組み。
 使う松が決まると速攻で真松を建て曳き初めに備えるのは前祭の時と同様。

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 山鉾が建つと曳き初めなんだけど、大船鉾では曳き初めに先立って瀧尾神社の剣鉾神事が行われる。剣鉾は祇園祭の発祥の頃の鉾の形を残しているそうで、現代の華美に飾り立てる様になる前の鉾の原型らしい。真木を思わせる長~い柄の剣の先に鐘が下げてあって練り歩くたびにカーンカーンカーンと澄んだ音が響く。

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 そして曳き初め。

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 大船鉾は新町通で曳き初め。広~い四条通と違って一方通行一車線な狭い新町通では両側の建物の間をかすめる感じで動く。道路を横切る電線はないものの道の両脇には電柱が建ち電線が張ってあるので屋根方はトンボのような絶縁体を使って巧みに電線を除ける。揺れる山鉾の屋根の上の勇姿をご覧あれ。

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 曳き初めが終わると山鉾町内で宵山。

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 後祭では山鉾巡行と同時に花傘巡行も行われる。後祭がなくて17日に全山鉾が合同巡行していた時代に後祭の山鉾巡行の代わりに行われた行事が後祭復活後も残っているということらしい。

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 花街のきれいどころの山車や文字通りの花傘、騎馬、獅子舞などややカオス気味な巡行。

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 24日にはいよいよ山鉾巡行。それに先立って祇園祭名物回る信号機も回すの。

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 後祭では前祭りと逆回りで山鉾が巡行する。四条室町から東を眺めると東山を背景に山鉾が列を成す姿がズバーンと見える。

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 四条通のような大通りでは屋根方の出番はほとんどなし。

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 大雨だった前祭と違って後祭の巡行はカンカン照り。最高気温が37.9℃。巡行が行われた昼過ぎまでに35℃を超える猛暑日。アスファルトの路上はもっと暑かった筈。というわけで適宜給水休息を取りながらの巡行となる。

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 天日で炙られる屋根方の給水も万全。

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 曳子のためには支援要員も待機。

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 巡行を終えると速やかに解体格納されるのは後祭も同じ。

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 山鉾が清めた氏子町内を通って神様が乗った神輿が八坂神社に帰るのが還幸祭。その神輿を先導するのが久世駒形稚児。

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 そして御神輿。素戔嗚尊が乗った中御座が中継地点の大政所御旅所に到着。参拝した後、神輿を頭上に差し上げ揺らす。鳴鐶(なりかん)がカシャンカシャンと音を立て御輿を担ぐ輿丁が「ホイットホイット」と掛け声をかける。優雅な山鉾巡行とは対照的。

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2025年7月17日 (木)

きょうの祇園祭(前祭)

 7月まるまる一ヶ月続くとは言え、街角に山鉾が建ち始めてようやく祇園祭が始まったなと実感する。先ずは17日の山鉾巡行に向けて先祭りの準備が始まる。

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 例年なら10日から山鉾が建ち始めるのだが、今年は長刀鉾が一日早く9日から建て始め。これも働き方改革?

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 月鉾の鉾建ては10日から。そして11日には真木が建つ。前後から人力ウインチで引っ張りながら櫓の上で音頭取りが音頭を取る。「よ~よ~ぅ、え~んやらや~」。ワタシ的にはこれが山鉾巡行以上の祇園祭クライマックス。

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 ビルの7階に相当しようかという高さの真木が建つ。

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 真木が建つと鏡開きをして祝餅を配るのが月鉾の流儀。

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 私もいただきました。下戸の私がお酒を飲むのは一年でこの時のお神酒だけだな。

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 真木が建ち、車輪を装着し懸装品が整うと曳き初め。試運転。長刀鉾は四条通を富小路まで往復。

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 鉾の上ではお稚児さんが太平の舞を披露。5日に町会所の二階で披露したやつね。

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 その頃には御手洗井もオープン。

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 そして曳き初めを終えた山鉾は山鉾町内に係留されて前後に埒を設け駒形提灯を飾って宵山に備える。ちまきなどの授与も始まり山鉾の上では祇園囃子の鉾上演奏も。

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 宵山の四条油小路からのボイジャービュー。左から四条傘鉾、郭巨山、函谷鉾、長刀鉾、月鉾。

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 17日の山鉾巡行は生憎の雨。「雨天決行、豪雨強行」の心意気で乗り切るっ。

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 鶏鉾には二本の足があるの。鶏だからね。(違)

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 巡行を終えて町内に帰った山鉾は速やかに解体される。山鉾はこの後行われる還幸祭の露払いで、神様が乗った神輿渡御の前に悪疫を集めて氏子町内を清める役割なので。本来は解体して燃やすか川に流したいところなんだろうけど、もったないしSDGs的にも問題があるので、解体して来年に備えて格納。縄絡みに使われる藁縄だけが廃棄対象。

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 大きな山鉾は翌日まで2日間かけての解体になるんだけど、小さな山鉾は速攻、帰町後一時間もすれば跡形もなし。

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 巡行の後、山鉾が掃き清めた氏子町内を通って御神輿に乗った素戔嗚尊御一行が四条御旅所に渡御されるのが神幸祭。普段は土産物屋になってる御旅所に御神輿が並ぶのは前祭と後祭それぞれの山鉾巡行の間の一週間だけ。

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2025年7月 5日 (土)

きょうの祇園祭(長刀鉾稚児舞披露)

 祇園祭が始まって二階囃子に次いでギャラリーが集まるイベントが長刀鉾稚児舞披露。前祭の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾に乗る生稚児が巡行中に舞う「太平の舞」の訓練の成果を披露する。町会所を鉾に見立てて二階の窓際で舞う。実際の山鉾の高さもほぼ同じ。

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 鉾の縁から身を乗り出して右から左、左から右と体を回す。落っこちそうでスリリング。実際の巡行中は鉾が大きく揺れるのでもっとハラハラ。

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 長刀鉾の町会所の前は四条通。京都の目抜き通りとも言える通りで車やバスの往来が絶えない。町会所の前や通りを挟んだ歩道にギャラリーが集まってくるので実際の観覧風景はこんな感じ。

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2025年7月 1日 (火)

きょうの祇園祭(はじまりはじまり)

 夏越の祓で半年の穢を落としたら祇園祭。
 例年なら7月も日が進んで山鉾が建ち始める頃に梅雨が明けるのに梅雨明けが先行する異例の7月。とにかく暑い。

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 祇園祭で最初に現れるのが四条烏丸界隈の四条通の鳥居。7月に入ると長刀鉾、函谷鉾、月鉾の鳥居が建ち始める。曜日の関係で6月末に建て始める年もあるのだけれど、今年は7月1日から。お昼前には長刀鉾の鳥居が建ち、函谷鉾の鳥居は建設中でした。

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 商店街のアーケード飾りも祇園祭モードに。BGMも祇園囃子。四条通、寺町京極、新京極、錦市場、寺町、三条通とそれぞれに飾りが変わります。

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 山鉾町の中にある大丸京都店のショウウィンドウには大船鉾の龍頭、店内も祇園祭。

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 各山鉾の町会所では吉符入りの神事と共に一連の行事が始まる。月鉾では稚児人形の於菟麿(おとまろ)くんが顔を出して街の様子を眺める後ろで着々と準備が進む。

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 夜になるとアーケードの提灯に明かりが灯って昼間とは違った雰囲気に。

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 鳥居の提灯にも灯り。異世界へ誘うようだ。

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 そして二階囃子。各山鉾の町会所では祇園囃子の演奏。皆さん昼間はお仕事や学校があるので夜になって集まってきて演奏の練習。山鉾町界隈の夕暮れは祇園囃子が満ちてます。

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2024年7月25日 (木)

きょうの祇園祭(後祭の後)

 祇園祭は7月いっぱい続くけれど山鉾町界隈的には後祭の山鉾巡行と還幸祭が終わったら一段落。祭りの後の山鉾町界隈。

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 大丸京都店の大暖簾は25日には掛かっていませんでした。以前は祇園祭の期間中7月末まで毎朝掛けていたのに。期間短縮したのね。

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 お神輿が鎮座していた四条御旅所、普段はお土産物屋さんとして使われていたので25日には改装工事。

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 御手洗井も25日には提灯飾りが撤去されて閉鎖されてます。よく見たら鍵はかけてないみたいだけど…。

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2024年7月24日 (水)

きょうの祇園祭(還幸祭)

 後祭の山鉾が巡行して清めた氏子町内を素戔嗚尊御一行が神輿に乗って四条御旅所から八坂神社に戻られるのが還幸祭。

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 還幸祭の途中、三基のお神輿は大政所御旅所を参拝される。先頭は素戔嗚尊が乗られた中御座なんだが、それを先導するのが久世駒形稚児。神の使いとも神様の化身とも。

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 神輿が到着すると参拝する間、神輿を担いできた輿丁も座って参拝。

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 その後、神輿を差し上げて気勢を上げて進んでいく。氏子町内を練り歩いた後、八坂神社に到着するのは日付が変わろうかと言う頃だそうで。

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きょうの祇園祭(後祭)

 前祭と神幸祭が終わると後祭が始まる。

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 後祭の山鉾は18日から順次建ち始める。北観音山と南観音山は山の上に建てる真松を共同で調達してどちらがどちらを使うかその場で決める。松取式。

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 両山の代表がじゃんけんしたうえでくじを引き、勝った方が好きな松を選ぶ。

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 山鉾が建つと曳き初め。

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 そして宵山を経て後祭の山鉾巡行。京都の回る信号機はもうご存知ですよね。

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 橋弁慶山を先頭に烏丸御池から河原町通を経て四条烏丸へ。

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 前祭より山鉾の数は少ないのだけれど、四条烏丸から見てるとこっちに向けて進軍してくるので見応えがある。

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 今年の後祭の山鉾巡行は曇りがちで割と涼しくていいね。と思っていたら途中から雷が鳴り出し激しい雨が降る悪天となって、殿の大船鉾は嵐の中のご帰港となりました。途中時化て車輪が回らなくなるトラブルもあったそうで。
 この後、戻り鉾となった鷹山は新町通を上る途中蛸薬師通付近で屋根がぶつかって落下する事故も起こしてしまったようで、ついにけが人が出る事態に。前祭の鶏鉾、蟷螂山の故障もあってやや後味の悪い巡行となりました。特に鶏鉾はもしかしたら鉾が倒壊するのでは?!というような故障が起きながらも果敢な決断で全員無事に町内に戻ることが出来て不幸中の幸いと言われていただけに残念な結果。

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 還幸祭に先立って氏子町内を清めた山鉾は速やかに解体されます。いの一番に巡行を終えた橋弁慶山は2時間ほど後にはもう跡形なく。

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2024年7月18日 (木)

きょうの祇園祭(神幸祭)

 7月17日には山鉾巡行の後、八坂神社から御祭神である素戔嗚尊御一行を神輿に乗せて八坂神社四条御旅所にお連れする神幸祭がある。と言うか山鉾巡行は神幸祭に先立って氏子町内を清める露払いの役割で神幸祭が祇園祭のメイン。

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 18日の朝には四条御旅所にお神輿が三基鎮座されてます。真ん中が中御座の素戔嗚尊、左が東御座の櫛稲田姫命、右が西御座の八柱御子神、だそうで。

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2024年7月17日 (水)

きょうの祇園祭(前祭山鉾巡行)

 7月17日は前祭の山鉾巡行。

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 各山鉾は町内で出発式を行ってから四条新町~四条烏丸の間の四条通に集まって出発を待つ。

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 山鉾が順次四条烏丸を発って行列を作って四条通を行く姿は壮観。

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 今年の巡行は鶏鉾が車輪を破損して途中で巡行を断念して引き返してきた。これは破損した鶏鉾の車の応急処置の跡。他に、燈籠山のからくりカマキリの腕が1本巡行中にもげたそうで波乱の巡行となりました。

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2024年7月16日 (火)

きょうの祇園祭(前祭宵山)

 前祭の宵山は13日から16日まで。

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 曳き初めが終わった山鉾は山鉾町内に戻り埒で囲い前後に駒形提灯を灯して飾る。宵山の開始。

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 宵山の間は山鉾の上に登る事もできます。

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 山鉾の上は案外狭い。ここに何十人もの囃子方が乗って巡行中にお囃子を演奏する。山鉾が動いて揺れることを考えると結構怖い。

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 7月なのに大暖簾が掛かっていなかった大丸京都店の玄関に大暖簾が掛かっていました。今年は宵山期間だけにしたのかな?

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 15日には巡行時に注連縄を張る支柱となる斎竹も建てられていよいよ京都の街が巡行モードに。

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 夜になると駒形提灯に灯が入って宵山もクライマックス。四条油小路からの前祭山鉾ボイジャービュー。

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