きょうの祇園祭(後祭)
前祭の次は後祭。
前祭の山鉾巡行が終わればその翌日から後祭の準備が始まる。これに遅れると本当に「後の祭り」だし。(ほんと)
北観音山と南観音山は元々一つの山だったとか隔年交代交代で山を出していたとか言われる兄弟山。山に建てる真松も共同で二本の松の木を伐採してきてくじ引きでどっちの松をどっちの山が使うか決める。これを「松取り式」と言う。二本の藁を綯った縄の片方に結び目を作って結び目のある藁を引いたほうが勝ち。どっちが先にくじを引くかはじゃんけんで決める。くじに勝った方がどっちの松を使うか選べる。という仕組み。
使う松が決まると速攻で真松を建て曳き初めに備えるのは前祭の時と同様。
山鉾が建つと曳き初めなんだけど、大船鉾では曳き初めに先立って瀧尾神社の剣鉾神事が行われる。剣鉾は祇園祭の発祥の頃の鉾の形を残しているそうで、現代の華美に飾り立てる様になる前の鉾の原型らしい。真木を思わせる長~い柄の剣の先に鐘が下げてあって練り歩くたびにカーンカーンカーンと澄んだ音が響く。
そして曳き初め。
大船鉾は新町通で曳き初め。広~い四条通と違って一方通行一車線な狭い新町通では両側の建物の間をかすめる感じで動く。道路を横切る電線はないものの道の両脇には電柱が建ち電線が張ってあるので屋根方はトンボのような絶縁体を使って巧みに電線を除ける。揺れる山鉾の屋根の上の勇姿をご覧あれ。
曳き初めが終わると山鉾町内で宵山。
後祭では山鉾巡行と同時に花傘巡行も行われる。後祭がなくて17日に全山鉾が合同巡行していた時代に後祭の山鉾巡行の代わりに行われた行事が後祭復活後も残っているということらしい。
花街のきれいどころの山車や文字通りの花傘、騎馬、獅子舞などややカオス気味な巡行。
24日にはいよいよ山鉾巡行。それに先立って祇園祭名物回る信号機も回すの。
後祭では前祭りと逆回りで山鉾が巡行する。四条室町から東を眺めると東山を背景に山鉾が列を成す姿がズバーンと見える。
四条通のような大通りでは屋根方の出番はほとんどなし。
大雨だった前祭と違って後祭の巡行はカンカン照り。最高気温が37.9℃。巡行が行われた昼過ぎまでに35℃を超える猛暑日。アスファルトの路上はもっと暑かった筈。というわけで適宜給水休息を取りながらの巡行となる。
天日で炙られる屋根方の給水も万全。
曳子のためには支援要員も待機。
巡行を終えると速やかに解体格納されるのは後祭も同じ。
山鉾が清めた氏子町内を通って神様が乗った神輿が八坂神社に帰るのが還幸祭。その神輿を先導するのが久世駒形稚児。
そして御神輿。素戔嗚尊が乗った中御座が中継地点の大政所御旅所に到着。参拝した後、神輿を頭上に差し上げ揺らす。鳴鐶(なりかん)がカシャンカシャンと音を立て御輿を担ぐ輿丁が「ホイットホイット」と掛け声をかける。優雅な山鉾巡行とは対照的。



































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