前祭の山鉾が建ち始めるのが7月10日。その中のハイライトが山鉾の上に立つ数十メートルはある真木と呼ばれる木の棒を山鉾の上に建てる作業。横倒しにした山鉾の櫓の中心に真木を差し込んで固定してから櫓を引き起こす。各山鉾で完全に人力だったり重機で支えながらも人力ウインチで巻き上げたりとアナログ。
真木建ての中でも一番見応えがあるのが月鉾の真木建て。引き起こしつつある櫓の上に音頭取りが乗って「よ~よぉぃ~、え~んや~ら~や~」と掛け声をかけながら引き起こしていく。祇園祭全体のハイライトと言ってもいいシーン。無事建て終わると集まったギャラリーからは拍手が起き、お神酒と祝い餅が振る舞われる。
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