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2023年7月28日 (金)

みたらし祭(下鴨神社)

 夏の土用の恒例行事、みたらし祭の足つけ神事。夕涼みがてら無病息災を祈願する。昼間は39℃近い猛暑日&朝は27℃を超すような熱帯夜が続く中で足湯ならぬ足冷水で一服の涼を。夕立を心配しながらのお出かけ。

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 くるぶしの上くらいの水量の池にじゃぶじゃぶと入って行って祈願の蝋燭を立ててくる。地下水かけ流しみたいな池なので水が冷たい。入った瞬間はキーンとかき氷を食べた時のような衝撃が。近所の公園で子供達が池に入って水遊びしてるのを「裏山」とか思いながら横目で見てる…のを実現してしまったようなお祭り。

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 入り口で受け取った蝋燭に火を灯して立てる。

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 御神水を頂いて身を中から 清め…

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 足腰の健康を祈願する御札に名前を書いて納める。去年までは健脚祈願だけだったんだが、今年は健腰祈願が登場。背骨?

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 みんなの祈願の集まる場所。これで一年間無事過ごせるかな?まずはこの夏を乗り切らないとね。

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2023年7月24日 (月)

きょうの祇園祭(神幸祭、還幸祭)

 祇園祭のハイライトが山鉾巡行なのは言うまでもないけれど。神事としてのお祭りは神幸祭、還幸祭がメイン。八坂神社の祭神、素戔嗚命の御一行が御神輿に乗って八坂神社を出て氏子町内を巡視すると言うお祭り。7月17日から7月24日まで四条寺町にある四条御旅所に滞在されて行きがけの御神輿渡御が神幸祭、帰りの御神輿渡御が還幸祭。神幸祭に先立って町内の悪疫を集めて清めるのが前祭の山鉾巡行、還幸祭に先立って清めるのが後祭の山鉾巡行だと言う話。

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 神幸祭は山鉾町から見ると東の方で行われてちと離れてる。神幸祭で四条御旅所にお出ましになった御神輿(神様)がこちら。

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 還幸祭では御神輿の方から山鉾町にやってきてくださる。私は毎年、大政所御旅所でお出迎え。のんびりした山鉾巡行とは打って変わった激しさ。山鉾巡行が京風なら御神輿渡御は江戸っ子のイメージ。

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きょうの祇園祭(前祭~後祭)

 7月いっぱい続く祇園祭のハイライトは山鉾巡行。前祭の巡行が7月17日、後祭の巡行が7月24日。前祭の準備が本格的に始まる7月10日から巡行当日の7月17日と後祭の準備が本格的に始まる7月18日から7月24日が京都の山鉾町界隈が賑やかに、祭り色に染まる期間。

◯前祭

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 山鉾が建ち始めるのが7月10日。先ずは山鉾の櫓を組むところから。木材を藁で縛る縄絡みで組み上げていく。木材は毎年使い回すのだが、藁縄はワンウエイ。消費量が半端ない。(函谷鉾)

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 山鉾建てが始まると山鉾町界隈の街も祇園祭モードにチェンジ。交通規制は勿論の事、市バスの経路も変更されバス停が移動。電柱が養生され、歩道のガードレールが撤去され…と街の様子が一変する。曳き初めや巡行の時には信号機が折り畳まれて向きを変える事も。(四条烏丸)

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 山鉾の櫓が組み上がると鉾のシンボルとも言える真木を建てる。なが~い木の棒。町会所の倉庫から引っ張り出すと大通りを完全に封鎖してしまう。(函谷鉾)

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 真木の建て方は山鉾ごとに様々。ウインチを使って人力でという所が多いみたい。音頭取り(総指揮官)が櫓の上に登って掛け声をかけるのは月鉾流。(月鉾)

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 一旦倒した櫓に横(戻すと上になる)から真木を刺して櫓全体を引き起こす。前後からウインチでバランスを取りながら。(月鉾)

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 四条通の大型の鉾、左から函谷鉾、長刀鉾、月鉾。構造部材の櫓を組み始めてから真木が建つまでで一日半。この後、懸装品(装飾品)を取り付けて山鉾が完成する。(四条新町)

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 完成した山鉾は巡行前に曳き初め(試運転)。巡行の時は予め決まった人だけで曳くのだけれど、曳き初めは一般参加が可能な山鉾もあって人気。ギャラリーと一般の曳き子が集まってきてどの山鉾もカオス。(船鉾と岩戸山)

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 祇園祭の期間中だけ開くと言われる御手洗井もオープン。

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 曳き初めを終えた山鉾は町会所前に停車して前後に駒形提灯を飾り、ちまきや授与品の授与が始まる。宵山ですね。(月鉾)

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 すべての山鉾の準備が整うと夜には大通りがホコ天になり祭りも佳境を迎える。四条油小路から眺めると山鉾のボイジャービュー。

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 そして7月17日には前祭の山鉾巡行。(長刀鉾(戻り鉾))

◯後祭

 前祭の山鉾巡行が終わり、山鉾の片付けが進むのと並行して後祭の山鉾建てが始まり、曳き初めをして宵山を迎える。後祭の山鉾は大通りにない事もあって交通規制はあるものの宵山のホコ天や屋台はなくて落ち着いた雰囲気。

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 遠近法な役行者山。こうした町内を挙げての盛り上げ方は後祭の方が巧み。

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 そして7月24日には後祭の山鉾巡行。(橋弁慶山、南観音山、他)

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 殿は大船鉾。

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 辻回し。大の男が寄って集って皆で横車を押す、の図。(南観音山)

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 巡行し終わった山鉾は速やかに解体される。大型の山鉾は翌日にかけて二日がかりだけど、小型の山はその日のうちに跡形もなく消え去ってしまう。お神輿の渡御に先立って悪疫を集めて町内を清めた山鉾は集まった穢れもろとも川に流…したりはせず倉庫にしまってまた来年。(橋弁慶山)

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2023年7月 5日 (水)

きょうの祇園祭(長刀鉾稚児舞披露)

 7月の17日と24日に巡航する山鉾の中で唯一生稚児が乗る薙刀鉾では鉾上で舞う「太平の舞」の予行演習も兼ねて練習成果を披露する行事があります。

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 長刀鉾の町会所の二階を鉾上に見立てて舞う。落っこちそうになりながら舞うのが太平の舞の見どころ。

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 この日は生憎の雨。7月5日と日付が決まっていて雨の日に当たる事が多い。梅雨時だもんね。

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2023年7月 3日 (月)

きょうの祇園祭(二階囃子とか)

 今年も7月に入って祇園祭始まってます。今年の祇園祭はアフターコロナで通常通り開催だそうで。祇園祭が始まると山鉾町周辺の街が祇園祭モードに入りかわります。

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 山鉾町の町会所でオープニングセレモニー、切符入りを済ませると鉾上で演奏する祇園囃子の練習が始まります。町会所の二階で演奏するので二階囃子。プロの演奏家がやってくるのではなく主に町内の有志が祇園祭の期間中だけ演奏に従事するので仕事が終わって帰宅した後から始まります。こちらは岩戸山。

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 こちらは長刀鉾。

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 四条烏丸界隈の歩道には鳥居。

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 四条通商店街のアーケード飾りは祇園祭モード、BGMも祇園囃子。錦市場や新京極商店街、寺町京極商店街、河原町通商店街も祇園祭の装いに変わります。

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 大丸京都店の玄関には大暖簾。左側のショウウィンドウには…

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 大船鉾の舳先を飾る龍頭。店内にはミニチュアの山鉾や各山鉾で授与されるちまき一覧などが展示されてます。

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