きょうの祇園祭(曳き初め)(前祭)
組み立て終わった山鉾を順次動かしてみて機能チェックするのが曳き初め。昨日真木を建てた5基の山鉾が先発組としてきょう曳き初めをする。例年なら飛び入りでギャラリーにも曳かせてくれる山鉾もあるのだが、コロナ対策で今年は関係者のみで曳く。と言っても山鉾にゆかりのある子どもたちや学生さんが曳いてたりするのでやや謎気味。
四条室町の四方に建つ函谷鉾、月鉾、鶏鉾、菊水鉾が順に曳き初めをし、烏丸通を挟んで四条通の反対側に建つ長刀鉾が最後に動く。
外の4基の山鉾が町内の端から端まで一町ほどの距離しか動かないのに対して長刀鉾は四条烏丸付近から四条富小路付近まで400㍍近く移動する。
その間、鉾に乗ったお稚児さんが太平の舞を舞う。町会所で披露した時と違って動く山鉾は揺れる。単に動くから揺れるだけじゃなく、時々「かぶらてこ」と呼ばれる先細の木の棒を車輪に轢かせて進路を修正するのでそのたびにガッコンと身震いするような揺れからもするのでスリリング。
長刀鉾では「関係者」が近所の(?)小学生。
長刀鉾の真木の先端の長刀。八坂神社の方を向かないように取り付けてある。
山鉾の通り道にある信号機はじゃまにならないように収納してある。曳き初めの前に折りたたみ、終わったら元に戻す。以前は街路灯も収納していたんだけど四条通の車線が減ってからは山鉾と干渉することがなくなったのでいじらなくなりましたとさ。
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