きょうの祇園祭(真木建て)
鉾建て二日目のきょうは昨日から鉾を建て始めた大型の鉾で真木を立てる。
真木と言うのは鉾の中心となる柱でビルの七階位まで届くから20mはあろうかと言う丸太。概ね三分割して保管し、鉾建ての際に鉾の横でつなぎ合わせて長い柱にするのが一般的。ところが、凾谷鉾だけは町会所の中でつなぎ合わせて長い状態で搬出する。そんなに長い柱を納めておける町会所の奥の深さにも驚きだが、間口が狭い京町家的な町会所からの搬出は真っ直ぐ前に引っ張り出すしかない。凾谷鉾の町会所の前は四条通。片側二車線+バス停+中央分離ゾーンと5~6車線分の道路を一瞬完全封鎖して搬出。鉾の大きさと京町家の奥の深さを実感させられる、祇園祭の、ハイライトの1つ。
月鉾の真木建てでは櫓に音頭取りが乗って音頭を取る。
よ~よ~ぉぃ、え~んや~ら~やぁ!
長くて重い真木を櫓に刺すのに上からブスッとは刺せないので、一度櫓を横倒しにして横から真木を突っ込んで固定、それから真木が刺さった櫓を引き起こして建てる。全てジャッキを使って人力。
これも祇園祭のハイライトの1つね。
真木が建つと月鉾では御神酒と祝餅が振る舞われる。いただきます。下戸なの酔っぱらい。うぃ~、めでたい!
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