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2014年10月25日 (土)

亀岡祭(山鉾巡行)

 お祭のクライマックスということで山鉾巡行。山鉾といいつつ全部山なのは不問? 朝からよく晴れてはいるものの、時折天気雨がぱらつく。去年は三日間とも雨に祟られたそうで、今年は会心の出来だそうだ。

Img_20141026_074105 Img_20141026_074137  山鉾は全部で11基。祇園祭と同様、くじ取り式で巡行順を決めてある。ここでもくじ取らずがあって、先頭の翁山と最後尾の鍬山は定番。今年の巡行順は、くじ取らずも含めて、翁山、羽衣山、浦島山、稲荷山、蛭子山、武内山、難波山、高砂山、三輪山、八幡山、鍬山の順。亀岡祭が鍬山神社の秋季大祭という位置づけなので鍬山が殿というのは納得。
 これも祇園祭同様、巡行順が正しいか奉行約の市長がチェックするくじ改めが行われ、くじを提示するくじ改め役がパフォーマンス。パフォーマンスだけじゃなく、羽衣山には天女が随行し、翁山では翁と媼に扮した子供がくじ改め役を勤めるなどの趣向も。

Img_20141026_074014  公式の巡行路は数百㍍と短いのだが、山鉾町がばらけているので往路復路が結構長い。ここの山鉾もステアリングが無いため、カーブが出来ないのだが、辻辻が狭く、くねくねと入り組んだ城下町なので祇園祭のように豪快な辻回しが出来ない。で、考えられたのがジャッキアップ方式による自己回転型(仮称)の辻回し。
 予め鉾の下に斜め後ろ向きに心棒が取り付けてあり、蝶番のような機構で櫓に固定してある。これを巡航中は地面に接触しないように縄で持ち上げてある。辻回しする時は…。

  1. 心棒を下ろし、地面に斜めに接するようにする。接地面はベニヤ板を置く。
  2. 少しバックすると心棒が鉛直に立ち、鉾を支える形になり、鉾が持ち上がる。
  3. 心棒を軸に鉾を回す。ベニヤ板が地面との摩擦を緩和する。
  4. 十分に回ったら、前進する。心棒は重心から外れ斜めになるので縄で持ち上げて格納。

 という次第。よく考えられている。縄で持ち上げる機構や櫓への取り付け方法は懸装品意隠れて見えなかった。くじ改めの直後には、辻回しのパフォーマンスで360度回転して見せる鉾もあって誇らしげ。
 ここの山鉾も曳山と舁山があって、舁山は台車に乗せる。曳山は木製車輪が付く。というのが決まりなのだが、去年まではいくつかの曳山は車輪がなくて台車に乗せていたのだそうだ。今年から全曳山に車輪が付いたというお祝いの意味もあるのだろう。宵々山や宵宮では曳き初めもやったそうで、機会を逃して残念。曳いてみたかったかも。
 祇園祭のミニチュア版だろう、位に思っていたのだが、この機構にはびっくり。ま、②の工程では人力で鉾の重心を持ち上げる事になるので、10㌧超の祇園祭の山鉾ではとても無理だろう。

Img_20141026_075119  他にも独自の工夫がいくつも。ひとつは巡行路の電線が地中化されていないので、真柱に相当する屋根上のポールが折り畳み式になっている。くじ改めのある旅籠町通の本部付近では真柱を立てて行進するが、他では収納して進む。すっぽり抜ける方式の鉾もあるようだ。

Img_20141026_074848  もうひとつ、往路復路では鉾同士の追い越しが発生する。別にチェイスをしている訳ではない。戻り鉾の帰町順を調整する鉾プールのような広い場所も無いため、巡行順によっては先行する鉾の鉾町が追走する鉾の鉾町より手前にあって、駐鉾している先行鉾の横を追走鉾がすり抜けるという場面が発生する。その時に屋根が接触しないように屋根を一部収納する機構も備わっている。これもすごい、艦載機のウイングみたいでかっこいいかも。(^_^;)

 亀岡祭で山鉾を巡回してみて、亀岡が城下町だと実感。お城があるのは勿論だが、古い家並みも所々残っているし、道がくねくね入り組んでいて狭く、少なくとも古くからある街なのだという事はよくわかる。
 駅の北側がほぼ河川敷ということもあるのだろうが、何も無いだだっ広い空き地や農地になっていることから、筑波のような農村をイメージしていたのだが、少なくとも駅の南側の城の周りはそうでもないようだ。更に駅から離れた場所には行ってないので判らないけれど。20年~30年前の牛久に似ているような気もした。

Img_20141026_090550  駅の北側はこんな感じ。

Img_20141026_090243  霧が出るとこんな感じ。これでも10時近かったのでかなり解消していると思われ。

Img_20141026_090924  駅の南側はこんな感じ。目の前に亀山城跡がでーんと。城下町はその向こう。

Img_20141026_092616  お城から北は川に向かってゆるゆると下がっている。川の氾濫で駅だけ水没するのも頷ける。農地が広がり霧に包まれるほど水が豊かな亀岡盆地だが、洪水に山崩れと水害の街でもあるようだ。それゆえの亀岡祭でのあるわけだ。

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