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2014年7月 6日 (日)

きょうの祇園祭(山鉾町の道路の秘密)

 今日は雨。日曜だしお出かけする予定もないの。

 京の三大祭と言っても、祇園祭が行われるのは概ね三条通、烏丸通、油小路通、高辻通に囲まれた山鉾町界隈。その外にも長刀鉾町や保昌山町にも山鉾は建つけれど。
 その山鉾町の道路には山鉾を建てることを前提とした仕組みが予め組み込まれている。

○礎石
 山鉾を建てる時に、胴体を置く目印。
Cimn2062b_tn  アスファルトに四角柱と思われる石(御影石?)が埋め込まれている。最初は、アスファルトが組みあがっていく山鉾の重さに耐えないので基礎として使っているのかと思っていたのだけど。ちょっとずれたところで建てていたりするし、曳鉾だと車輪をつけたら接地場所が変わってくるので単なる目印だったみたい。
 画像は船鉾の礎石と町会所。船鉾は真木がなくて建てる途中に倒す工程がないため、回転軸用の穴(後述)はなし。

○山鉾町入口の提灯立て
 山鉾町の入口に町名(山鉾名)を書いた提灯を立てるための穴。
Dsf_0270b_tn  道路の左右、路肩部分に柱を立ててそこに提灯をつるす。その柱を立てる穴。普段は金属の蓋がしてるので通りかかっても気付かないかも。

○真木・真松立て用のジャッキ穴
 山鉾を倒したり起こしたりする時に使うジャッキを固定するための穴。
Dsf_0287b_tn  山鉾に真木・真松を立てる時には山鉾の胴体を一旦倒して真木・真松を刺し、改めて起こしなおす。倒す時も起こす時も山鉾の前後からジャッキで引っ張ってバランスを取りながら概ね人手で操作する。そのジャッキを固定する杭を打つ穴が道路の真ん中、礎石から数十㍍離れた所にあいている。これも普段は金属の蓋がしてあるので、目立たない。
 画像は菊水鉾のジャッキ穴、右手前にある。礎石はずっと奥、レンガ色のビルのさらに奥の白い小さな壁の前付近に埋まっている。

○真木・真松立て用の回転軸穴
 真木・真松を立てるのに胴体を回転させる時に回転軸を固定する杭を打つための穴。
Dsf_0291b_tn  山鉾の胴体を倒したり起こしたりする時に地面に接して動かない足二本を固定しつつ回転できるように丸太を水平に渡す。その丸太を固定する杭を打つ穴。礎石の部分に胴体の足が来るので礎石のすぐ横にあいている。普段は金属の蓋がしてあるのはこれも同じ。
 画像は菊水鉾の穴。礎石の一つがなくなっていてアスファルトで埋められているのはご愛嬌。右と奥の礎石の横にある金属の蓋がそれ。

 いずれも山鉾を建てる時に使う仕組みなので、個々の山鉾の形状や建て方の違いでこういう仕組みがある山鉾町とない山鉾町がある。その町で建てられる山鉾の形状や建て方を思い起こしながら山鉾町を歩いてみるのも面白いかも。

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