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2013年8月26日 (月)

木造社屋建築現場(枘を噛む作業)

 秋雨前線が南下して空気は秋。昨日はまだ前線が近くて雨模様で蒸し涼しい感じだったが、今日は空気が乾いて爽やか。動き回ると汗だくになるのはまだ気温が30℃近くまで上がってるからか。

 かつて京都カメラに屋根だけ写っていた木造社屋、去年解体して現在再建中。昨年の大晦日に地鎮祭をやってから9ヶ月近く経つ。その間、地面を掘り、杭を打ってコンクリを打ち、基礎の木材を設置して他の木材を敷地の隅に積み上げて実働時間は延べ10日ほどだろうか?基礎の木材は遠目にも一部黒く変色していて痛んでいるのが判る。一時は再建を断念したのかと思ったのだが、今日になって急に柱をにょきにょきと建て始めた。
 先週末に隣の敷地に鉄板を敷き詰め始めたので何か?と思っていたら、今朝になって大型のクレーン車が登場。鉄板はその足場になっている。
 現場の説明板には「近隣の街並みにふさわしい本格木造建築物」とも「大工仕事が主になる」とも書いてあるのでどうやって作るのかちょっと期待感もあるのだが、遅々として進まないので唖然としていた所だった。騒音の出る作業は猛暑で窓を閉め切ってエアコンガンガンかけている間に済ましてくれると有難かったのだが、気候が良くなって窓を開け放ち外の空気を大いに取り込む時期に音と排ガスがもろに襲ってくるのはやや残念。
 この先、完工は来年3月の予定だそうで、解体から足かけ3年の工事になるようだ。

Ciml9041b_tn  工事の様子を見ていると加工済の材木を枘を使って組み立てるというのが主なようだ。現場で大工さんが鑿と鉋で材木を削るという風景を想像していたのだが、その工程は既に済ませた木材を持ち込んでいるのだろう。

Ciml9066c_tn  木材は人手で担ぎ上げるのではなく大型クレーンがぐわーんと持ち上げる。作業者の合図で操作員がクレーンを操る。微妙な速度で動かし絶妙な位置で止める。この操作は何度見ても感心する。塀越しで直接見えていないようにも思えるのだが。

Ciml9074b_tn  もう一つ感心するのはワイヤをかけるバランス。二本吊りだったり一本吊りだったりするのだがいずれも水平材が水平になって空を飛ぶ。複雑な形をした木材でも一発で水平に持ち上げる。理屈としては重心とモーメントが判れば吊り位置を決めることができるのは理解できるが、現場でささっとワイヤをかけてできちゃうのは経験?それとも予め木材に吊り位置をマークしてあるのだろうか?

Ciml9070b_tn  クレーンで運ばれた木材は枘をはめ込んで固定する。当然抜けないようにきつく設計してあるのではめ込むと言うより無理矢理突っ込む感じ。他の木材との干渉もあるので真っ直ぐ差し込むのではなく斜めにねじ込む感じにもなる。そこででっかい木槌が登場。木槌でゴンゴン叩いてねじ込む。それだけじゃなくねじ込まれる方の木材も別の木槌で叩いて位置を調整。更に下から棒で引っ張っている人も。引っ張るたびにカンカン音がしていたから引っ張るタイプの木槌もあるようだ。
 どうしてもうまくはまらない木材はその場で削る。ここはご愛敬?というかするすると組み上がることに感心すべきなのかも。

 さすがに縄絡みは登場しそうにないが、祇園祭の山鉾建てとも似たような作業。枘の長さにもビックリ。枘に穴が開けてあったので、そこはボルトで固定するのだろう。このあたりも組み立て解体を前提とした山鉾とは違う所だ。

 今日の作業で概ね柱は立ったようだがまだ形ができていないし大型クレーンも居座ったままなので明日も作業が続くのだろう。

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