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2012年7月10日 (火)

きょうの祇園祭(鉾建て初日、お迎え提灯、神輿洗い)

 梅雨の中休みが続いて晴れ。だんだん蒸し暑くなる感じ。

○鉾建て
Cimk2985c_tn Cimk2951b_tn  で、今日から鉾建て。初日は長刀鉾、月鉾、函谷鉾、菊水鉾、鶏鉾の四条室町周囲の五大鉾が建ち始める。建て方は鉾それぞれで、月鉾は本体の組立から真木の組み立て装着まで町会所前の道路で人力で行う。Cimk2993b_tn 函谷鉾は本体の組立は町会所前だが真木の装着はクレーンを使う(らしい)。菊水鉾は本体を別の場所で組み立ててトラックで町会所前まで運んでくるが、真木の組み立て装着は路上で人力で行う。鶏鉾も組み立てと真木の装着は町会所前で人出だ。長刀鉾も本体の組立と真木の装着は町会所前で人力だが、真木は町会所の中で着々と組み立てられているCimk2970b_tn Cimk2990b_tn
 縄絡みで組み立てられた本体は縄目が鮮やかで美しい。縣装品を懸ける前の姿の方が好きかも。使われる縄の量は半端ではない。

お迎え提灯
Cimk3059c_tn Cimk3031b_tn Cimk3027c_tn  何をお迎えするのか?神輿洗いに四条大橋まで出向くお神輿の先触れという事のようだ。といってもお神輿の搬路を越えて京都市役所まで足を延ばす。
Cimk3054b_tn Cimk3048c_tn Cimk3047c_tn  太鼓に先導されて長刀鉾の日和神楽や鷺舞い、稚児舞などが続々と続く。市役所前では踊りも披露すると言う事だ。

神輿洗い
Cimk3078b_tn Cimk3073b_tn  お迎え提灯が四条大橋を通過するのが17時頃。その後15分ほどして今度は八坂神社からお神輿に先だって大松明がやってくる。「ほいっと!ほいっと!」の掛け声に乗って四条大橋の中央までやって来た大松明は鉛直に立てられて「まわせ!まわせ!」と回転する。Cimk3093b_tn バトンのように振り回すわけではなく、元々の回転対称軸の周りに回すだけなのでぱっと見には気付かないかも。お清めの意味があるようで「道清めの儀」だそうだ。回した後は再び八坂神社に帰っていく。松明から落ちた炭はまだ熾っていてバスが通ると火花のようにぱっと咲く。
Cimk3112c_tn Cimk3097b_tn  大松明が帰った後、20時頃になって大松明に先導されたお神輿がやって来る。素戔嗚尊が乗る中御座だ。こちらも「ほいっと!ほいっと!」の掛け声。橋の中程でさしまわしをして気勢を上げる。
Cimk3119_2_tn Cimk3119_1_tn Cimk3102b_tn  一通り暴れた(?)後はお神輿を橋上に安置して、神職が祝詞をあげる。今朝鴨川から汲み上げてお祓いを受けた「神用水」を榊で降りかけてお清め。
Cimk3124b_tn  お清めが終わると神職は下ルが、この神用水を浴びると縁起がいいそうで、残った神用水を輿丁に向かって降りかける。ギャラリーもこぞって浴びようとする。かくいう私も何度も浴びました。
 お清めの終わったお神輿は八坂神社へ帰投。今夜以降は舞殿に安置され、15日の夜に神霊が乗り込まれるそうだ。

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