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2011年7月10日 (日)

きょうの祇園祭(神輿洗)

Cimj0836b_tn  神幸祭に先だって、素戔嗚尊が乗る中御座神輿を四条大橋まで運んで鴨川の水で清める神事。四条大橋には予め斎竹が建ててある。清めの水は午前中に鴨川から汲んでお祓いを済ませてあるということだ。

○道清の儀
Cimj0846b_tn Cimj0843b_tn Cimj0840b_tn  神輿の出発に先だって、八坂神社本殿で「神輿洗奉告祭」を行うという。出発式だろうか。神輿に先だって道を清めるために大松明が八坂神社と四条大橋の間を往復する。19:15頃四条大橋に到着した大松明は燃えがらを慎重に落とした後で、真っ直ぐに立てられて「まわせまわせまわせまわせ」の掛け声にあわせてぐるぐる回される。ぶんぶん振り回すのではなく、鉛直に立ったまま長手方向を軸に回すので危なくはない。
 ひとしきり回された後、大松明は再び「ほいっさ~、ほいっさ~」の掛け声に乗って八坂神社へと引き返す。この間5~6分。

○神輿洗
Cimj0865b_tn Cimj0863b_tn Cimj0862b_tn  大松明が去って半時間以上経った20時頃になって御神輿登場。既にあたりは暗くなっている。羽織袴の一団に続くは3本の大松明に先導されてやって来る。
Cimj0872b_tn Cimj0870b_tn Cimj0867b_tn  四条大橋に着いたお神輿は降ろす間もなく「まわせ、まわせ、まわせ、まわせ」の掛け声でその場でぐるぐる回り始める。神輿を回すのは大松明ほど簡単ではない。Cimj0888b_tn Cimj0884b_tn Cimj0883b_tn 本当はその場で動かずに回すはずがついつい回転軸が移動してしまう。「うごくな!うごくな!」と頭(?)から声が飛ぶとギャラリーから笑い声が起きる。でも、動いてくれたおかげで目の前で御神輿を見る事ができたんですけど。
 何回も回した後で、「ほいっと、ほいっと」の掛け声で差し上げ。それが終わると斎竹の前に降ろされた神輿は清めの水をかけて清められる。
Cimj0889b_tn  清め終わると手締めをして「よいやさ~じゃ、よいやっさ~」の掛け声に乗って八坂神社に戻っていく。今度は大松明が殿。松明から落ちた消し炭状態の燃えがらを消防団の人が背中に背負った見津タンクの水で消火。消し炭に何かの御利益があるのだろうか、拾って持ち帰る人がちらほら。五山の送り火のノリか?

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