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2007年7月18日 (水)

宴の始末

Picu7174b_tna Picu7194_tna  どんより曇っていたかと思うと、通り雨。そのあとに強い日差しがさしたりまた曇ったり。梅雨と言うより夏っぽいお天気。日差しがなければまだ涼しめなんだけど。

 昨日巡行した山鉾も今日はおしまい。朝から解体して昼過ぎには殆どの山鉾は跡形もなくなっている。四条通りでは月鉾も解体中。

 真木分解
Picu7200b_tnaPicu7193b_tnaPicu7192b_tna 真木を抜くのに、さした時と逆の手順で抜きます。懸装品を取り外してスケルトンにしたあと、胴組に梃子を差し込む。前後方向に綱を張って、ウインチとワイヤでつなぐ。最初は倒れる側のウインチを締め上げて鉾を徐々に倒す。Picu7206b_tna Picu7202b_tna 胴組の上には音頭取りが乗って「え~んや~らや~~」と巡行の時みたいに掛け声をかける。ぎしぎしいいながら鉾が倒れていく。重心が胴組の足を外れた時から、反対側のウインチに重量がかかる。今度はゆっくり緩めながら倒していく。
Picu7210b_tna  倒れてきた真木の下には馬を用意してそ~っと軟着陸させる。鉾を倒しきった瞬間にはギャラリーから拍手。立てるより倒す方がキケンなのかも。そこはかとなく周りに漂っていた緊張感がす~っと緩んでいく。
Picu7216b_tna Picu7215b_tna Picu7212b_tna  倒しきった真木にはわらわらと人が集まってきて解体が始まる。先端に付いている月は専用の袋に包んで保管。中程に付いている神様(?天王人形)を紋付きを着た理事(?)が取り外して袱紗に包み逗子(祠?)にしまう。
Picu7221b_tna  榊は縁起物だそうで、ギャラリーが御幣付きの枝を折って持ち去る。作業している作事方もハサミを持ち出してバチバチ切っては周りの人に渡している。御幣付きの枝の大半が持ち去られた後に残った大きな枝は処分。されるのかと思ったら、すぐ横の大学の学生が何本か持ち帰って行きました。生け花とかの大学なので、モニュメントにするのかな?
Picu7225b_tnaPicu7222b_tna 真木の途中にぼこぼこ付いている龍の背びれ(?)のような藁の塊。「しゃぐま」と呼ぶのだそうで、こいつも人気。人頭大くらいあるでかいものですが、これも持ち帰ろうとする人がちらほら。すげ~。懸命に縛ったであろう藁縄、藁がらみ。解体する時はカッターや鍬を使ってザクザク切開されてしまう。もったいなく...はないか、べつに。
Picu7239b_tna Picu7236b_tna Picu7234b_tna  20m以上ある真木。1本の木で出来ているのではない。4分割されていて、先端は竹。中空構造ですな。装飾を全て取られた真木は、各断片をつないでいる金具(ここは金属)を緩めばらす。断片同士は臍で噛み合って外れにくくしてある。最後に胴組に差し込んである部分を引っこ抜いて真木解体は完了。

 胴組分解
Picu7253b_tnaPicu7248b_tnaPicu7251b_tna 今度は胴組を元通り立てる。縦だの横だの言ってもほぼ立方体なのでぴんと来ないけど、分解手順上の都合があるんでしょうな。倒した時と同様、倒す(起こす?)側で綱を引き、反対側で緩める。ちっこくなっているのでやや安心。
Picu7273b_tna Picu7265b_tna Picu7261b_tna  起きあがった胴組は藁縄だらけなのでこれもザクザクと容赦なく切り裂く。離れていても藁に食い込む鎌の音が聞こえてくる。なんとなく気持ちよさそう。切り裂かれた藁縄はホントに山のよう。1基の山鉾には数千メートルの藁縄が使われているとか。
Picu7279b_tna Picu7277b_tna  最後は左右にくわっと引き裂くように外して、人が支えてそ~っと倒す。あとは部材をトラックに積み込んで運び去る。
 最後に治具を片づけて掃除をして完了。発つ鉾跡を濁さず。

 他の山鉾も夕方には殆ど跡形無くなっていました。祇園祭自体はまだ前半を終えた所だけれど、なんか実質的に終了したような雰囲気。

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