大雲院祇園閣
ねねの道を円山公園に向かって歩いていると、「今の期間だけ公開してます。京都の町が一望できます。」と呼び込む人がいる。大雲院という寺院の脇の建物。なんじゃいと入ってみると、一階で伝統工芸展をやっている。確かにすばらしい作品ばかり、だけど 京都の町は一望できそうにない。順路を進むと本堂のようなでかい伽藍の脇を通って裏手の奇妙な塔の前に出た。祇園閣と呼ぶらしい。三重塔の途中の屋根を取り払ったような形をしている。確かに、東山一帯から遠目に奇妙な建物が見えていたのがこれですか。壁面の色が肌色で屋根が青緑というのも不思議な配色。
「こんにちは、ありがとうございます。」と丁寧な挨拶に出迎えられて塔の中へ。中は階段。と、壁から天井から仏教画(?)が描かれている。東寺の五重塔の建立当初はこんなだったのだろうかと思わせるほど一面絵だらけ。3階分くらいは登っただろうか、階段の上方が明るくなり展望階へ。更に一層上があるようだが、立ち入り禁止。ここでも、丁寧な挨拶で出迎えられました。建物自体は大した高さではないのだけれど、立地が東山の(?)中腹と高いところにあるので洛中の大抵の建物よりは高い位置にある。お天気が良くないのが残念。京都タワーや祇園五重塔も見える。下方には境内で色づいている紅葉も。風が出てきて寒くなったので降りてきたけど、いつまでもいたいそんな感じ。
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