« きょうのきょう | トップページ | きょうのきょう »

2006年7月23日 (日)

大気浄化と歩道汚染

 先日、怪しげな集いの案内をTVで放送していたのを思い出して検索してみると、こういうイベントがありました。

 「京のエコトレジャーハンティング(自転車編)

 案内の中には、『交通手段として、自動車から自転車への転換を促進する』と恐ろしげな事が書いてあります。確かに自動車が減れば排気ガスも減るし、交通量の低減や事故の回避にもつながるでしょう。しかし、そのヒトたちの自転車が歩道を走ったりした日には、歩道の交通量が増えて歩行者は行き場を失い、京都の歩道が地獄絵図と化す事になります。自動車から自 転車に転換したヒトは車道を通らないと社会全体に対する負荷はかえって増えてしまいます。
 自転車への転換を促すなら、自転車用の交通路を確保し、店舗や地下鉄駅などでは今までのように自転車を歩道に放置するのではなく、駐輪場を駐車場並みに確保 しないといけません。警察も自動車から転換した自転車に自動車並みの交通規則を適用することを忘れてはなりません。

 自転車に乗ることはリスクを伴います。そのリスクは自転車の運転手本人が負うべきもので、歩行者に転嫁することは許されません。

 ちゃんとそこまでフォローして行動しているのだろうか? 自転車は低燃費で大気汚染が少ないという一点に目を奪われて、社会システムの中にどう取り込むべきかを考えるのを忘れてはいないだろうか。数が少ないうちは目をつぶる事ができた問題も、数が増えると無視出来なくなります。それはまさにモータリゼーションが歩んだ道です。中途半端な「エコ」は単なる新たな公害の発生源に過ぎません。

|

« きょうのきょう | トップページ | きょうのきょう »

コメント

 本当に、イメージだけで「エコ」を語る御仁の多い事に閉口しますね。科学的な裏付けのない事を、もっともらしくマスコミで語るタレント達も、見ていて恥ずかしい…

 私の住んでる町も「自転車の似合う町」などと市長が叫んでいます。
 そのくせ、全国ワーストワンの栄誉ももらった事のある、駅前を起点に延々続く放置自転車の列は、歩道の半分以上を占拠して今なお消えず…何度となく苦情を申し入れても、改善もなく…それでも似非エコチャリダーは人を押しのけて走り続けるのだ~

 科学的に物を考えられない人がいる事は、仕方ないとしても、最近、自分勝手で、「みっともない」を知らない人が多すぎる。無粋な世の中になったもんです。(つまらん年寄りの嘆きかのぉ…)

投稿: ふみ☆ | 2006年7月23日 (日) 10時03分

 そですよね~。マスコミが出てくると中身より形で判断されてしまうからなぁ。いつも必要な議論の4割くらいしか話さずに「徹底」討論とか銘打ってたりするし。

 社会って複雑系だから、どこにどういう影響が出るか良く見極めないと逆効果になるって少なくないですね。個人でできることには限界があるから、まず手近なところから始めるしかない。んでしょうけど、その「手近なところ」があまりにも思慮が足りなかったりすると困りもの。「個人で」の筈が賛同者が集まりマスコミもついて大きな運動になっていた時点で一度ふり返って検証する姿勢がないと暴走して暴徒になりかねない。

 「みっともない」いい言葉ですね。「もったいない」は今年の流行語大賞になりそうだけど、物質文明に対するアンチテーゼが「もったいない」なら、精神文化に対する問いかけとして「みっともない」を心に留めておきたいです。

投稿: ichi | 2006年7月23日 (日) 15時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« きょうのきょう | トップページ | きょうのきょう »